赤ちゃんの将来の病気に備えて「へその緒」の血液を保管

産科病院ともよく相談しましょう

赤ちゃんとお母さんをつなぐ「へその緒」の中にある血液「臍帯血(さいたいけつ)」は、赤血球や白血球、血小板などの血液細胞をつくりだす造血幹細胞をたくさん含んでいます。

将来、赤ちゃんが「白血病」や「悪性リンパ腫」などの血液の病気なったときに、この造血幹細胞を戻し、正常な血液細胞をつくってもらうという治療を行うことができるのです。

自分の臍帯血を使うので骨髄移植のような拒絶反応の心配もありませんし、赤ちゃん本人以外にも、白血球の型がある程度一致すればご兄弟やご両親の血液疾患の治療に用いることもできます。

また、現在血液の病気で悩んでいる方のためにも寄付することもできます。「幸せのおすそ分けです」という医療機器メーカー「ニプロ」のテレビCMをご覧になった方も多いと思います。将来的には再生医療(血管、心筋、脊椎などの再生)、細胞治療(がん治療ワクチン等)への応用も期待されています。

採取するのってなんだか痛そうだけど、大丈夫?

将来のお守りとして

採取は非常に簡単で必要な時間も5分程度ですので、お母さんや赤ちゃんの負担は全くありませんし、分娩の経過にも全く影響はありません。

ただし、採取できるのは一生に一度、赤ちゃんが生まれる瞬間だけです。そのため、将来の保険として、お産の時に臍帯血を採取し保存しておく家庭が増加しています。

そこで注目されているのが、採取をはじめ、検査・分離保存と供給、データの管理など、医療行為を除く一連の作業のすべてを行う「臍帯血バンク」です。本サイトでは、公的・民間バンクの違いや、移植が必要となる代表的な病気などを紹介していきます。

30代はホルモンサイクルでは性熟成期に入ります

トラブルがあれば婦人科へ

「晩婚・晩産」化の傾向にある日本では、女性の第一子出産の平均年齢は上昇傾向にあり、2012年には30.3歳となっています。

30代は仕事の専門性、責任も高まって充実感が感じられる一方で、自分の将来の可能性への疑問や不安も感じるなど、仕事、結婚、妊娠、出産などライフスタイルの多様化が進む時期でもあります。

30代後半から女性の「妊娠力」は徐々に低下を始めるとされており、出産に適した期間はそれほど長くはありません。出産を希望する人は、出産・育児を盛り込んだ生涯設計を、パートナーとともに具体的に考えていきましょう。

この年代は、こうした人生の選択に迷ってストレスをためてしまうことも少なくありません。さらに、仕事と家事、育児の全てを完璧にこなそう頑張りすぎて、心身の不調を招きます。

また30代は、ホルモンサイクルでは性成熟期に入ります。ホルモンの分泌は安定していますが、仕事の忙しさ、人間関係などのストレスでホルモンバランスが崩れることもあります。このため性成熟期には子宮内膜症、子宮筋腫、過敏性腸症候群などが起きやすくなります。

妊娠・出産後は、急激な女性ホルモンの減少からマタニティーブルーや産後うつの症状を経験することもあります。心身の変調が続くようであれば、婦人科の主治医に相談するようにしましょう。