臍帯血(さいたいけつ)ってな~に?
臍帯血とは、赤ちゃんとお母さんをつなぐ「へその緒」の中にある血液のことで、赤血球や白血球、血小板などの血液細胞をつくりだす造血幹細胞(ぞうけつかんさいぼう)をたくさん含んでいるのです。
どんな役に立つの?
将来、赤ちゃんが「白血病」や「悪性リンパ腫」などの血液の病気なったときに、この造血幹細胞を戻し、正常な血液細胞をつくってもらうという治療を行うことができるのです。自分の臍帯血を使うなら骨髄移植のような拒絶反応の心配もいりません。
さらに、赤ちゃん本人以外にも、白血球の型がある程度一致すればご兄弟やご両親の血液疾患の治療に用いることもできます。また、現在血液の病気で悩んでいる方のためにも寄付することもできます。「幸せのおすそ分けです」という医療機器メーカー「ニプロ」のテレビCMをご覧になった方も多いと思います。
将来的には再生医療(血管、心筋、脊椎などの再生)、細胞治療(がん治療ワクチン等)への応用も期待されています。
採取するのってなんだか痛そう・・・大丈夫?
臍帯血の採取は非常に簡単で必要な時間も5分程度ですので、お母さんや赤ちゃんの負担は全くありませんし、分娩の経過にも全く影響はありません。ただし、採取できるのは一生に一度、赤ちゃんが生まれる瞬間だけです。そのため、将来の保険として、お産の時に臍帯血を採取し保存しておく家庭が増加しています。
そこで注目されているのが、臍帯血の採取をはじめ、検査・分離保存と供給、データの管理など、医療行為を除く一連の作業のすべてを行う「臍帯血バンク」です。本サイトでは、「公的バンク」と「民間バンク」の違いや、代表的なバンクの特徴などを紹介していきます。