臍帯血を保存するメリットとデメリット

採取できる医療機関がまだまだ少ないのがネック

臍帯血を保存するメリットとしては、まず、赤ちゃんが血液の病気になっても、白血球の型が100%適合する、拒絶反応の起きない「自分の細胞」が使用できる点が挙げられます。

また、血縁関係にある人にも、他人のものと比べて高い確率で適合する可能性を持っています。

さらに骨髄移植のようなドナー待ちの必要がないうえ、採取の際に危険性が少なく、白血球の型が完全に一致しない場合でも移植できます。幹細胞の増殖法が確立すれば、将来、血液の病気以外にも、再生医療などへの利用も期待されています。

逆に保存するデメリットとしては、民間バンク間で違いはあるものの、10年で25万円~の費用がかかること、採取できるのは、提携する一部の医療機関のみであること、将来、血液の病気に対する新たな治療法が開発される可能性があり、そのときに臍帯血移植の役割がなくなるかもしれない…などが考えられます。