病気で困っている第三者のために保管する公的バンク

白血病や悪性リンパ腫、再生不良性貧血などの重度の血液疾患に悩む不特定多数の患者さんのために臍帯血の採取・保管を行い、治療の際に提供するのが、公的バンクの役割です。

善意による寄付という形になりますので、保存などの費用はもちろん必要ありませんが、ご自身の赤ちゃんやご家族のために採取・保存するものではないという点が民間バンクと大きく異なります。

また仮に将来、ご自身赤ちゃんや家族が白血病などの血液の病気になって、その臍帯血が必要になった場合でも、個人情報保護が徹底されているため、マッチした臍帯血が見つかった場合でも、それがお子さんのものだったかどうかはわからないのです。

秋篠宮妃紀子さまがご出産の際、臍帯血をご提供したことで一躍注目を浴びることとなった公的バンクは全国に11箇所あり、提携している病院は105病院(2009年現在)となっています。
公的バンクには国庫補助金を支給されていますが、経営は赤字の状態が続いています。

検査機関のスタッフの人手不足などの問題により、週末や祝日、採取してから24時間を経過してしまう場合は、臍帯血の提供ができない公的バンクもあります。つまり、365日24時間にわたって提供を受け入れることができるとは限らないのが現状です。