資料請求や施設の見学で検査・保管体制を確認しましょう

臍帯血の保存や検査に必要な設備や医療機器、システムを確立するには、大きな資金が必要となります。必要な最低限の検査を実施しないで単純に保管する民間バンクは単なる利潤追求と言ってしまってもよいでしょう。

まず、保管前に公的バンクレベルでの検査を行っていなければ、将来、万が一の移植のときに使えない場合もあります。

移植時に細胞数の不足や細菌混入の問題がわかっても、どうすることもできないからです。例えば、臍帯血の検査だけでは感染症検査は不十分ですので、お母さんの血液を調べる母体血検査もちゃんと行っているかなどがポイントとなるでしょう。

また、臍帯血は10年以上という長期を見据えての保存となります。臍帯血を採取するチャンスは一生に一度しかありませんので、その会社の保管・監視体制はしっかりとチェックする必要があります。

産婦人科医の理解を得るために非常に多くの時間と資金をかけて臍帯血の啓発普及に努めてきた民間バンクですが、後悔のない選択をする際には、資料請求を行ったり、直接見学したりして、自分の目と耳でしっかりと確認することが重要です。